税に関するコラム

小さな会社(フリーランス)の銀行との付き合い方

その上でまずは、銀行の種類の違いからみていきましょう。
 

 

【銀行の種類】

銀行=金融機関の種類は、主に下記の4つです。

 

種類

 

都市銀行

よく「メガバンク」と呼ばれている金融機関です。

少額の融資の対応は消極的なことが多いため、主に預貯金取引先で利用することがおすすめです。

地方銀行

特定の地域名が銀行の名称に入っていることが多いです。

メガバンクと違い、創業融資に積極的な銀行があります。

積極的な銀行は、セミナーや相談会を実施していることが多いので、一度確認してみましょう!

※ただし、創業融資に「消極的」な銀行もあるため注意が必要です。

信用金庫・信用組合

銀行組織とは異なり、地域に根差した共同組織です。

比較的小規模の事業者を営業対象とすることが多いため、創業融資に積極的です。

政府系金融機関

創業融資は、リスクが高く、金融機関によっては足踏みしてしまう場面がありますが、行政と連動した多数の融資を取扱っており、創業関連の融資制度も充実しています。

銀行での融資を断られてしまった場合でも、一度相談してみる意味はあると思います。

 

 

その時々の事業規模に合わせてしっかり選べるように、次に、銀行を上手に活用するコツを3つ紹介します!

 

1. 自分に合った銀行を選ぶ

 お付き合いをする銀行を選ぶ際には、創業融資や預貯金金利だけでなく、連絡、コミュニケーションの取りやすさやサポート体制も重要です。

 地域に密着した地方銀行や信用金庫は、個別相談やセミナーを通じて事業者を応援する取り組みを行っています。

 一度、事業所の近くの銀行を見に行ってみましょう!

 

2. コミュニケーションを取る

 銀行の担当者がついたら、定期的にコミュニケーションを取ることが大切です。

事業計画や資金繰りの見直し、融資の相談など、定期的な面談を通じて信頼関係を築きましょう。

 融資の実行をするときに、定期的にコミュニケーションをとっているかどうかで融資決定までの日数が変わることも多いです。

 コミュニケーションをとって得はあっても、損はないと言えるでしょう!

 

3. 経理管理をきちんとする

 当たり前かもしれませんが、経理処理・管理をきちんと行うことも大切です。

銀行とのやりとりや融資の申請には、適切な帳簿管理や確定申告が欠かせません。

 自身のお金の管理をできていない人とお付き合いしたいと思う人はいないですよね。

 

銀行との付き合い方は、小さな会社(フリーランス)にとって重要なビジネススキルの一つです。これらのコツを活用して、より成功する事業運営を目指しましょう!