税に関するコラム

会社の経費とは?経費で落とすメリットとは?

□そもそも経費とは

事業を行うために使用した費用のことを指します。これは、事業の運営や活動を行うためにかかる費用をカバーするために支払われるものです。

仕事のために会社以外の場所へ電車、バス、タクシーなどを利用した際は「旅費交通費」として、商談・打ち合わせ等の食事代、喫茶代、会場使用料等は「会議費」と計上されます。

 経費といえば、上述のような意味合いで捉えられている方が多数ではないのかと思います。しかし、ただ会社で必要なものに支払われるだけではありません

 実は、経費と税金には深い関係があるんです!

 

□経費の税務への影響

・ビジネスの収益に対する経費の差し引きは、税金負担を軽減することができます。収益から経費を差し引いた金額(所得)に対して税金が課せられるため、経費が増えるほど課税所得が減少し、支払う税金額も減少する可能性があります。

・経費の正確な記録と報告は、税務申告時に役立ちます。申告書類に経費を適切に記入することで、正当な控除を受けることができます。

 しかし、いくら節税になるからといっても経費が増えすぎると利益が減り、場合によっては赤字になってしまいます。

 また、あまりに経費が多いと税務署から脱税を疑われたり、追徴課税を

納めなければいけなくなってしまうかもしれません。

 税理士に確認したり、経費の知識を正しく持ち、正確に計上するようにしましょう。

 

 納税するぐらいだったら経費で使う!と考える方もいるかもしれませんが、納税した方が会社にお金が残る場合もあります。

 日本は累進課税制度のため、所得が多いほど納める税金が多く、所得が少ないほど納める税金が少なくなっています。

所得が少ない方が納税額も比例して低くなってきますが、そうなってしまっては本末転倒です。適切に経費を計上することが一番の節税になります。